コラム
ピアノでよくある、故障原因で、多いものは鍵盤のトラブルです。
鍵盤のトラブルでよく聞く話は、鍵盤を押しても、戻ってこないという問題です。
鍵盤を下に沈めても、上に上がってこなくなるというトラブルは、ピアノの材料に原因のヒントがあります。
ピアノの材料は、フェルトや金属、木等で湿気に弱いのです。特に、鍵盤関係のソ刺しは、木とフェルトで構成されていて、ほとんどが湿気の原因で、こういったトラブルが
起きてしまいます。
また、鍵盤と鍵盤の間に、ヘアピンなど、小さなものを落としてしまったりすることも原因に多いものです。
こういったトラブルの対処としては、ピアノ調律・修理業者がしっかりと修理を行うことがベストですが、
応急処置として、ご自身でも治す方法があります。
湿気が原因のトラブルの場合は、クーラーをかけてみたり、除湿機を置いてみると、効果があるかもしれません。
もし治った場合は、出来るだけ、湿気を気にして、鍵盤をいたわるよう、心掛けましょう。
鍵盤の間に落とした物を自分で取るというものは、非常に難しく、ピアノを更に傷めつける原因になるので、必ずピアノ調律・修理業者に頼むべき問題です。
しっかりと普段からピアノのケアをすることが重要ですが、一度トラブルが起きた際は、
ピアノ調律・修理のプロに見てもらい、正しい対処方法を聞くことが大切です。