コラム
ピアノの寿命と言っても、ある日突然すべての音が鳴らなくなるというわけではなく、寿命と判断する基準は様々あります。ピアノは、枠組みの木や鉄骨、ピアノの音を響かせている響板といった、重要な骨組みが傷んでいなければ、調律と各部品の調整、修理をすることによって、半永久的に使えるとも言えます。ですから、100年以上前のピアノでも、部品を交換したり補修したりすることで、ピアノであり続けることができます。補修用の部品は、大手メーカーのものでしたら電気製品と違い、何十年たっても手に入れることができます。入手困難な部品でも、木や金属の部品を手作りで作って修理することも不可能ではありません。寿命の目安となる判断する基準は、年数が経つにつれ、金属の弦や、弦をたたくハンマーなどの部品が傷んできて部品交換を必要とする場合、その修理費用が高額になってしまうのが一般に寿命と判断されるタイミングになることも多いです。ピアノの寿命を決める判断する基準は、様々な状況で条件が異なりますので、「何年」と断言することはできません。まずは、寿命と判断する前に、ピアノ調律を行えば音色が元に戻る場合も考えられますので「ピアノ調律修理110番」に、ご相談ください。