コラム
ピアノは世界中で最も愛されている楽器といっても過言ではありません。その音色は美しく、聞くものを魅了する音色です。そんなピアノだからこそ、手入れはこまめにしておく必要があるのです。ピアノの整備や手入れをする際に「調律」を行います。これは「整音」「整調」「チューニング」と呼ばれる作業なのですが、ピアノの音をしっかりと合わせる作業です。合わせるといってもまちまちです。例えば、単純に音階を合わせる場合と、シーンに応じたチューニングを行うというのとではまた変わってきてしまいます。例えば、シチュエーションがジャズ寄りであればジャズ志向のチューニングを行うということになりますし、ロック系の志向であれば、それに応じたチューニングが必要となってきます。なので、一概に作業は統一化はされません。そういった細かい作業を行うのが「調律師」という方々なのです。ピアノ調律・修理の資格を持った人なので、腕は確かです。調律師は国家資格なので、生半可な知識では取得できません。音楽理論に始まり、音を聞き分ける確かな耳を持ってはじめてなることのできるきわめて難しい職業なのです。そして彼らは「職人」であるので、得意分野があったりもします。例えばロック系の音の調律が得意といった具合にです。自分のシーンにあった調律師に依頼するというのも考えたほうが良いでしょう。