コラム

ピアノ調律のピッチ440Hzと442Hz|決め方には理由がある?

ピアノ調律のピッチ440Hzと442Hz|決め方には理由がある?

ピアノの調律でピッチを気にしたことがあるという方はいらっしゃいますか?ピッチと言われても「なんのことだかよくわからない」という方もいらっしゃることでしょう。

調律で重要となるピッチとは、音の高さのことです。442ヘルツ(Hz)と440ヘルツのどちらかに合わせるのが一般的で、どちらの音にするかは一定の判断基準があります。

この判断基準をよく理解してピッチを選ばないと、場合によっては不都合が生じることもあるので、注意が必要です。そのため、調律は知識の豊かなプロの調律師さんに依頼する必要があります。

このコラムでは、ピアノの調律ときに重要となるピッチについて解説します。ピッチとは何なのか、なぜ複数の種類があるのか、どの種類を選んだらよいのかを、わかりやすくまとめていきます。

それに伴って、ピアノの調律がなぜ重要なのかや、ピアノの調律を依頼する3つの方法についてもご紹介します。ピアノの調律をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ピアノの音が不安定......そんなときは調律をしよう!

「ピアノの音がなんだか不安定……」そう感じたときは、調律を検討すべき時期が来た合図です。

ピアノの調律とピッチの話題に入る前の準備として、まずはピアノの調律について詳しく見てみましょう。この章を読んでいただければ、正しい調律とはどのようなものなのかが簡単にわかります。

ピアノの調律はなぜ必要?

ピアノは放っておくとどんどんと音が変わってしまう楽器なので、定期的な調律が必要です。ピアノの内部では、ピアノの弦が常に引きのばされた状態で張られており、それをハンマーが叩くことで音を出しています。弦は時間がたつにつれ徐々に緩んでいき、弦が緩むにつれて音が低くなります。

音程の狂ったピアノで日常的に演奏をしていると、ピアノ演奏者の耳がその音程に慣れてしまい、演奏者の音感に悪影響が生じます。正しい音感を保ちながらピアノを演奏するためには、調律が不可欠です。

また、調律時にはピアノの蓋を開けるため、ピアノ内部の故障や異常に気付くことができます。ピアノは長期間使用していると内部の部品が摩耗していきますので、それらの劣化の状況も把握できるのです。ほかにも、ハンマーの故障や、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣の繁殖などが起こることもあります。

ピアノを長く大切に使っていくうえで、トラブルの早期発見はとても重要です。ピアノの調律は欠かさずおこないましょう。

ピアノの調律は年に1度がおすすめ

ピアノの調律は、少なくとも1年に1度はおこないましょう。ピアノは気温や湿度の変化に弱く、1年間の季節の変動に伴う気候の変化にも弱い楽器です。1年に1度以上、弦の緩みをなおすと同時にピアノの内部を点検し、異常がないか見てみることが大切です。

また、新品のピアノは弦が元に戻ろうとする力が強いので、長年使っているピアノに比べて音程が狂いやすいのが特徴です。新品のピアノを購入して数年間は、半年に1度など、よりこまめな調律をしたほうがよいでしょう。

使っていなくても調律したほうがよい?

たとえ今は使っていないピアノであっても、またいつか使いたいという思いが少しでもあるのであれば、定期的に調律をおこないましょう。長期間調律をせずに放置したピアノを改めて調律し直す場合、定期的に手入れをしているピアノと比べて、費用や時間が多くかかる場合があるためです。

また、メンテナンスをせずにピアノを放置していると、ピアノの寿命まで縮まってしまいかねません。ピアノ内部のパーツが傷んだり、劣化した弦が切れたりするためです。こまめに演奏しないピアノであっても、メンテナンスは必要なのです。

引越しで動かした後も調律がおすすめ!

ピアノの調律は、引越をした後にもしておくと安心です。移動の振動などによりピアノの弦が緩まったり、部品に異常が起こったりすることがあるからです。

ピアノはとても繊細な楽器ですので、場所を移動させたり、振動や衝撃を与えた後は、しっかりと調律をしておきましょう。

ピアノの調律の基本|ピッチとは?

ピアノの調律の基本|ピッチとは?

ピッチとは、ピアノの音の高さを表す周波数のことです。ピアノの調律ではピッチを合わせる作業もおこないます。ここからは、ピアノ調律の際に大切なピッチについて見ていきましょう。ピッチとは具体的にどのようなものなのか、どのように決めればよいのか、すぐにご理解いただけることでしょう。

ピッチとは?

ピッチとは、楽器が出す音の高さのことです。この決定の基準になるのが、ピアノの鍵盤の中央にあるドから右側の、一番近くにある「ラ」の音です。この「ラ」を、ピアノの音を合わせる基準の音(基音)とし、その周波数をピッチと呼んでいます。

楽器のピッチは、時代や地域ごとに差があります。17~18世紀は415ヘルツ、18~19世紀は430ヘルツでしたが、1920年代にアメリカで440ヘルツが制定されてから、いまでは440という数字が国際的な基準になっています。

ただ、ヨーロッパでは444~448ヘルツが主流であり、日本のオーケストラでは442ヘルツを採用しているところが多いです。

ピッチは442Hzと440Hzのどちらかに合わせる

ピッチは、基音となるラの音を440ヘルツか442ヘルツのどちらかに合わせます。

442ヘルツと440ヘルツとでは、それぞれ風合いが少し異なります。一般的なのは440ヘルツですが、442ヘルツのほうが明るい印象に聞こえます。この2種類のピッチのうち、どちらかを選んでピアノの調律をおこなうのです。

ピッチはどのように決める?

ピッチを決めるときに重要なものが、「ほかの楽器と合奏するかどうか」「以前どのように調律したか」「好きな音の種類はどちらか」の3つのポイントです。

■ほかの楽器と合奏するかどうか
ほかの楽器と合奏をするピアノの場合や、もしくは合奏練習のためのピアノの場合は、合奏を予定しているほかの楽器のピッチに合わせて調律する必要があります。

さきほどもふれたとおり、日本のオーケストラでは442ヘルツに合わせられることが多いです。また、音楽ホール・スタジオなどのピアノも442ヘルツが多く用いられます。ほかの楽器との合奏をおこなう方や、スタジオなどを利用して音楽活動をする方は、ピアノのピッチを442ヘルツに合わせたほうがよいでしょう。

■以前どのように調律したか
合奏をする機会があまりなく、ほかの楽器のピッチを気にしなくてもよいという場合は、以前どのようなピッチで調律したかによって選ぶのが一般的です。前は440ヘルツで合わせたのであれば、今回も同じ高さにするという要領です。

また、長期間調律をおこなっていないピアノでは、急にピッチの高い調律をすると弦に負担がかかるため、ピッチを通常よりも低めに設定することもあります。このように、それまでのピアノの状況によってピッチを選ぶと、ピアノにも負担がかかりにくくなります。

■好きな音の種類はどちらか
ほかには、音を聞いたときの好みによって、440ヘルツと442ヘルツのどちらにするか決めることもできます。たった2ヘルツの違いでも、音の印象は変わります。

442ヘルツのほうが周波数が高く、明るく華やかな音になります。独奏が多く、これまでの調律の具合も気にする必要がないというかたは、自分の好きな音のピッチを選ぶとよいでしょう。

自分で調律するのは案外難しい……

できるなら自分で調律をしたいとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、自分で調律をするのは非常に難しいです。自力での調律には「ハンマー」と「チューナー」という専門の道具が必要なうえ、うっかり間違ってピアノを壊してしまうおそれもあります。

ピアノの内部はとても繊細なので、各部品の役割をよく知らない人が下手に触ると、ピアノにとって致命的なトラブルを起こしてしまうおそれがあります。

長く大切に使う予定のピアノを自力で調律するのはとても危険ですので、「買い替える予定のピアノがあれば試しにおこなってみる」くらいの気持ちでいるのがよいでしょう。

ピアノの調律はプロにお任せ!その前に準備しよう

ピアノの調律を自力でおこなうのはとても大変なので、たいていの方はプロの調律師さんに任せています。プロの調律師さんに調律を依頼したら、実際に調律が始まる前までに済ませておきたい準備があります。

調律前に必要な準備について知って、調律師さんにとって快適な環境を整えておきましょう。そうすることで、より正確な調律をしてもらいやすくなるはずです。

【1】ピアノ周りを片付ける

まずは、ピアノの周りを片付けましょう。ピアノの上にたくさんの物がのっていると、調律師さんがピアノの蓋を開いて作業をする際に邪魔になってしまいます。

ピアノの上の荷物をそのままにしておいたとしても、調律師さんは作業前に片付けてくれます。しかし、物を移動させるのに時間はかかりますし、前もって片付けておいたほうが調律師さんも気持ちよく作業してくれることでしょう。

一方、ピアノの椅子は調律の際に活用されることも多いので、片付けずにそのままにしておきましょう。

【2】室温を一定にしておく

ピアノの調律をする前には、部屋の温度を一定にしておくのが好ましいです。空調を入れたことによって室温が変化しつつある部屋では、ピアノ内部に張られた弦の質量が部屋の気温によって変化し、音が安定しないためです。

室温を安定させるためには、調律師さんが現場に到着してから空調の電源を入れると間に合いません。調律開始の1時間前には空調を付け、室内の温度を整えておきましょう。調律は想像以上に身体を動かす作業なので、調律師さんが汗をかきすぎないよう、冬場は控えめの暖房をかけておくのがベストです。

【3】掃除用具を用意しておく

調律が始まる前には、掃除用具を用意しておきましょう。調律師さんは、ピアノの内部のメンテナンスをおこなうにあたって、手軽な清掃をしてくれます。具体的に準備するものとしては、雑巾と掃除機があるとよいです。

調律中は大きな音を出さないように注意しよう!

調律をしているときは、大きな音は出さないようにするのが肝心です。調律師さんはピアノの弦から出る音の微妙な調子を聞き取り、正しく音程を合わせていきます。そのため、あまりに大きな音を出すとピアノの音が聞き取りにくくなり、正しい音程に調律しづらくなってしまうこともあるのです。

多少の生活音であれば問題ありませんが、調律をしてもらっているときは、できるだけ余計な音を立てずに過ごすとよいでしょう。

ピアノの調律の依頼先は様々

ピアノの調律の依頼先は様々

ピアノの調律を頼む方法はいくつかあります。ここからは、ピアノの調律を依頼する依頼先の選択肢をご紹介します。ぜひ、調律を依頼する際の参考にしてみてください。

【1】個人の調律師

個人の調律師さんのなかには、かつては楽器店に勤める調律師だったという方もとても多いです。個人で活動しているぶん、依頼したときの料金が安いのが一般的です。

個人で営業している調律師さんとは、人と人のお付き合いが生まれやすいのが特徴です。相性がよければ何度も同じ人に調律を依頼することとなり、絆が生まれます。

その結果、依頼したピアノの状態を覚えていてくれるなど、お得意様のように扱ってもらえることもあるのです。一方で、調律の一般常識とは異なる独自のこだわりをもっている人もいるので、大切なのはやはり相性であるといえるでしょう。

個人の調律師さんを知るきっかけは、ピアノ教室の先生などからの紹介が多いです。また、近所にピアノ演奏に関するコミュニティなどがある場合は、そのような場所でも個人の調律師さんを見つけることができます。

【2】ピアノを購入した楽器店

ピアノを購入した楽器店に依頼すると、調律師さんを紹介してくれます。料金としては、楽器屋の母体が大きいぶん、価格も高額になりやすい傾向にありますが、大きな業者ならではのメリットもあります。

ある程度の規模がある楽器店は、全国に調律師さんを召し抱えていることがあります。そのシステムを利用していると、もしもそれまで自分のピアノを担当してくれていた調律師さんが退職してしまった場合でも、すぐにほかの調律師さんを見つけることができるのです。

【3】ピアノ調律を請け負う会社

楽器の販売店以外にも、ピアノの調律を請け負っている会社があります。そのような会社でもピアノの販売をおこなっていることが多いですが、楽器の販売よりも調律や修理をメインに扱っているのが特徴です。

このような業者はとくに高いプロ意識のもとに仕事を請け負っていることが多いため、責任感をもって作業してもらいやすいのがメリットです。

まとめ

ピアノの調律は欠かせないものです。なかでも、ピアノ調律の際にピッチを気にするという方は、なんでもじっくり相談できる調律師さんに依頼すると安心です。

ピッチの好みにも配慮してくれる調律師さんを見つけるためには、ピアノの調律師を紹介してくれる業者に相談してみるのもよいでしょう。業者が各調律師さんの方針やポリシーを把握しているので、お客様の要望に合った調律師さんが見つかりやすくなります。

自分にぴったりの調律師さんを、極力手間をかけずに見つけたいとご希望の方は、業者に相談してみるとよいでしょう。

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