コラム
これまで何度もピアノの調律が必要ということはお伝えしましたが、これからも、それは変わることはありません。ピアノは決して頑丈にできているとは言いがたいので、きちんと調律師に見てもらう必要があります。それに、ピアノの定期的な調律は害虫の被害を防ぐことにもつながります。 皆さん、「ヒメマルカツオブシムシ」という害虫のことはご存じですか?なんだか読みにくくてイマイチイメージがわかないかと思いますが、ピアノがこの害虫の犠牲になることがあるのです。例えば、とあるご家庭でピアノの鍵盤をチェックしたところ、フェルト部分が害虫に食べられていることが分かりました。しかも、所々にヒメマルカツオブシムシの死骸が転がっていたそうです。おかげで、ピアノの音がずっと鳴りっぱなしになってしまったので、お住まいの方は早めにピアノを修理に出されました。後で聞いた話によると、お住まいの方はずっとピアノを放置状態にしていたとのこと。もし、定期的にピアノを調律していれば、害虫の被害に遭わずに済んだかもしれないですね。 皆さんのほうでも、ピアノをそのままにしているところはありませんか?もう要らないのであれば買取に、まだピアノを使う予定があるならば、今のうちにでも調律師にピアノを見てもらいましょう。