コラム

ピアノの鍵盤に傷!?直すならプロでないと難しい?手入れ方法も解説

ピアノの鍵盤に傷!?直すならプロでないと難しい?手入れ方法も解説

ピアノの鍵盤に傷がついていると、とても気になって演奏の妨げになりますね。「子どもが、ボールペンで鍵盤に絵を描いてしまった」「猫が爪を研いで、傷をつけた」「地震で調度品が鍵盤の上に落ちた」など、さまざまな原因で傷がついてしまうことがあります。

また、何かが当たったわけでもないのに、いつの間にか鍵盤に傷ができてしまっているということも多いです。ピアノを見るたびに気になる傷は、見栄えが悪いだけでなく、放っておくと、内部にカビが入り込むこともあります。

本コラムでは、ピアノの鍵盤についた傷の原因や直し方、ピアノのお手入れ方法などを詳しく紹介します。適切なお手入れ方法で、大切なピアノを長持ちさせましょう。

ピアノの鍵盤に傷がつく原因

ピアノの鍵盤についた傷によくあるのが、ひっかいたような傷です。ピアノの鍵盤は、爪が当たっただけで傷になることはほとんどありません。しかし、ちょっとした傷でも、長年使っているうちに、ひっかいたような傷になることがあります。

鍵盤の表面は厚いコーティングが施されていますので、コーティング部分は、傷がついてもあまり目立ちません。しかし、時間が経つにつれて傷に汚れが入り込んで、黒っぽく目立つようになります。

傷が黒く目立つ場合は、ピアノ専用の布やクリーナーを使って拭いてみてください。汚れが取れて傷が目立たなくなることがあります。

釘や針金など、尖ったものでひっかいてしまった場合は、表面のコーティングより深くまで削れてしまっていることも多いです。拭いただけでは改善しない深い傷となってしまっているでしょう。

ピアノの鍵盤の傷を直す方法

ピアノの鍵盤の傷を直す方法

ピアノの鍵盤の傷は、軽度のものなら自分で直すことが可能です。まず、鍵盤の素材を確かめておきましょう。ピアノの鍵盤に使われる主な素材は、アクリル素材、人工象牙、本物の象牙の3種類です。

アクリル素材

最もよく使われている素材です。表面がつるつるしていて、光をよく反射します。アクリルでできている鍵盤はほかの素材より白さが際立つものが多いです。

鍵盤の本体がアクリルでできているものと、木製鍵盤にアクリルが貼りつけてあるものの2種類があります。鍵盤の側面を見て、アクリル製なのか木製なのか判別してください。

人工象牙

人工象牙は、表面がザラザラしています。アクリル製の鍵盤と比べると、クリーム色に近い白です。人工象牙は、木製の鍵盤に、象牙に似せた人工素材を貼ってあります。表面は光っておらず、古い鍵盤のような印象を受けるかもしれません。

本物の象牙

象牙は、印鑑などにも使われる高級素材です。また、ワシントン条約によって、国際取引は原則禁止となっています。ですから、国内にあるとすればずいぶん古いものでしょう。象牙は、年数が経つと、かなり黄ばんでいき、茶色っぽくなります。

いずれの素材も、ほんの少しの傷であれば、サンドペーパーなどで軽く削れば、傷が目立たなくなります。サンドペーパーは、ホームセンターなどで売っているもので、なるべく目の細かいものがよいですね。

ただ、本物の象牙の場合は、貴重な素材なので、傷があっても触らないほうがよいかもしれません。また、アクリル、人工象牙の場合も、傷を直すつもりで削ったところが、余計に目立つこともあります。元通りの美しい鍵盤を取り戻すには、業者に任せたほうがよいでしょう。

ピアノの鍵盤掃除に除光液は絶対に使わない!

ピアノ周りで最も使ってはいけないのが、除光液です。ピアノは、外面にも鍵盤にもさまざまな塗装を施してあります。除光液は、塗装を溶かしてしまうので、掃除にも絶対に使わないでください。

また、ピアノはもともとヨーロッパの乾いた気候に合わせて作られた楽器です。日本のように湿度が高く、季節による気候の変化が大きい国では、お手入れに気をつけなければいけません。自分でできるお手入れの方法をいくつか紹介しますので参考にしてみてください。

こまめに点検する

ピアノを定期的に弾く方は問題ないのですが、弾き手のいなくなったピアノは定期的に点検することが大事です。すべての鍵盤が動くか、鍵盤をたたいてみて重すぎないか、雑音は聞こえないか、などを確かめてみましょう。音を聞いてもよくわからない場合は、業者に依頼して調律することをおすすめします。

外装面のお手入れ

表面は、ピアノの専用布や毛バタキなど、柔らかい布でホコリを取り除きましょう。鏡面塗装タイプのピアノは、専用のツヤ出し剤を使って吹き上げます。木目塗装などのピアノは、柔らかい布で乾拭きをするだけでよいです。

鍵盤のお手入れ

常に素手で触る鍵盤はとても汚れています。皮膚の皮脂汚れが付着していますので、使用後に専用布で拭いておくのが理想です。汚れが目立つときは、ピアノ鍵盤専用のクリーナーを使って拭きあげます。

人工象牙、象牙の鍵盤は、クリーナーを使わず、乾拭きだけにしておきましょう。ピアノの鍵盤は、お手入れをしっかりすることで長持ちします。

温度、湿度の管理

1年中、最適な気温・湿度を保つために、エアコンのある部屋に置くのがベストです。また、直射日光に当たらないように気をつけてください。

ピアノに最適な温度は15℃~20℃ですので、エアコンなどで調節しましょう。湿度は40%~60%がよいです。乾燥しすぎも、音が狂う原因となります。湿度が高いときには、ピアノ内部に除湿剤を置く、乾燥が気になる場合は濡れタオルをつるしておくといった工夫をしましょう。

業者に鍵盤の傷修理を依頼すると費用はいくら?

業者に鍵盤の傷修理を依頼すると費用はいくら?

ピアノの鍵盤は、非常にデリケートなものです。鍵盤の傷は、放っておくと内部にカビが入り込む可能性もありますので、しっかり直しておかなければいけません。業者に鍵盤の傷修理を依頼した場合、費用はいくらになるのでしょうか。

傷の深さや塗装の種類によって対処法と費用が決まる

鍵盤の傷修理は、傷の深さや塗装の種類によって違ってきます。部分的に直すのか、全体的に塗装しなおすのかによっても違いますので、依頼したい内容を業者にお願いして、見積りを取ってみましょう。

ピアノの鍵盤修理はどこに依頼するのがよい?

大手ピアノメーカー直営の修理業者、一般の楽器店、個人経営の職人さんなど、ピアノの鍵盤の修理は、どこへ依頼するのが一番よいのでしょうか。多くの方が困るのは、これらのお店・業者は相場がわからないという点だと思います。

その点、ネットで見積りを依頼できるピアノ修理業者は、相場を知るのに便利です。全国の職人と提携していて、費用とサービスのバランスが取れた業者が多いのも特徴です。

まとめ

さて今回はピアノの鍵盤に傷がついてしまった場合の対処法についてお話ししてきました。ピアノの鍵盤の表面は、傷がつきにくいようにコーティングされているものが多いのですが、傷がついてしまった場合に自分でメンテナンスするのは、なかなか難しいものです。

鍵盤の傷は、放っておくと内部にカビが侵入する場合があります。大切なピアノの傷修理は、業者に依頼したほうが安心でしょう。

またピアノは、大切にお手入れすれば長く使える楽器です。普段のお手入れをこまめにおこなうことと、定期的に点検することで、長く楽しめます。

なおピアノ修理業者には鍵盤の傷以外にも、ピアノについて困ったことがあれば相談したり、普段のお手入れの仕方についてアドバイスをもらったりすることができます。

修理のついでに、音の調節をしてもらったり、点検をしてもらったりする方も少なくないようです。ピアノの鍵盤の傷に悩んだら、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

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